烏骨鶏物語にようこそ

1番目の噺

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1番目の噺

 移動ケージ作り

 11月23日日曜日、凛太郎が我が家に来る時に100円ショップでBBQ用の網を購入して苦心惨憺して作ったケージの底を断腸の思いではずし「鶏さんにとりあえず草を食べてもらうケージ」にした。庭の一角で草を食べさす実験をしたら、食べてくれた。

 当たり前なんだろうけど、なんだか感激。移動さすたびに抱く烏骨鶏のぬくもりや抱き心地がかなり嬉しい。でも烏骨鶏の震えが伝わってくる。怖いのかな。抱くたびに頬をすりよせて名前を呼ぶ。そのうちコワくないことをわかってくれるかもしれない。名前も覚えてくれるかもしれない。

 BBQゲージは、烏骨鶏4羽にはちょっと狭い。昨夜夜中まで「烏骨鶏の飼い方」や「鶏の飼い方」、「餌のやり方」で検索してあちこちのサイトをうろうろしていたら、100円ショップのワイヤーラックで作った移動ケージをみつけた。
 その方はラックを結束バンドでくっつけ、上には亀甲網をかぶせたものを作っておられた。このアイデアは是非いただこう。

 畑に連れて行って草を食べてもらい、土をかきまわしてもらい、糞をしてもらって(肥料になる)ごきげんのようなことが書いてあった。私も真似をしてみたい。

 思い立ったら我慢が出来ない性質(たち)なので、日中にしか出来ない用事をすませ、日暮れてから助手席に凛太郎を乗せ100円ショップを目指し出発。

 当然そこに行けばあるだろうと思っていた隣町のダ○ソーには欲しい形のものがなかった。たまたまないのかと思い、もう少し遠いダ○ソーに足を伸ばしたがそこにも無い。ここではもう作らなくなったのかとあきらめの心境の時に思い出した。ここからすぐの大手スーパーにキャン○ゥーがある。あそこに行ってみよう。

 あるにはあったが、数が足らない。あきらめるのは早い。聞いてみるまではあきらめきれない。お店の人に聞いたら奥から出してきてくれた。100円ではなく157円だったけど11枚と結束バンドを買ってにんまり。

 翌日は勤労感謝の日の振り替え休日で休み(この時は職業訓練校の生徒だったので、ありがたいことに土日と祝日が休み)、朝から移動ゲージ作りに精を出す。1時間ばかりで出来上がり、早速鶏のみさなんに入ってもらった。

烏骨鶏の移動ケージ

写真は数日後のもので、烏骨鶏も一回り大きくなっている

黒いのが鈴木さん、餌を食べているのがちいちゃん

はつことみどりは判別不能^^;

 近所のおばちゃんが凛があまりに吠え続けるので何事かおこったのかと心配してやってきてくれた。このおばちゃんは動物好きで、烏骨鶏を見て和んでくれた。私も一緒にみて和んだ。烏骨鶏をじっと見ているのは初めてだが、ものすごく和む。凛は和まず吠えてうるさい。そのうちベシっとかあちゃんに叩かれた。

 夜に備えては、凛太郎のケージを鶏小屋にしたので、餌箱や水入れをペットボトルで作り、HPで仕入れた知恵で針金で固定。烏骨鶏はすぐにひっくり返すらしい(昨夜は凛の水入れだった)。これがなかなか手間だった。水を入れ替えるたびに針金をはずさなければならない。餌箱の方は烏骨鶏が乗って針金がはずれ、餌がこぼれる。

 数日後、ももちゃん(凛のガールフレンド)のお母さんと話していたら
「陶器の鶏の水入れがある。家にも1つ残しておいたはずや」
と見てくれたがなかった。
「昔はこの辺で鶏飼(こ)うてた家があったさかいに聞いてみ」と教えてもらって、早速あつかましく聞きに行ったら探してくれた。そしてたった2つだけ残っていたものをいただいた。ありがたい。

 ももちゃんのお母さんの家では太い竹をもらった。それを節で切り、二つに割って餌箱にした。ペットボトルよりは数段具合が良い。

 私の構想では、烏骨鶏のみなさんを庭に放して草を食べてもらうというものだったが、凛がいて、空にはカラスがいて、近所に放し飼いの猫やノラ猫もいて、後は狐もイタチもモグラもいるから、この構想は却下。

 しかし、妄想は止まらない。フェンスを張って、その中に高床式の鶏小屋があったらいい。それは素晴らしい環境になるだろう。資金さえあれば、、、。

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